弊社が技術検証したり開発に携わった技術についてのまとめです。 内容は都度更新していきます。
開発したスマートコントラクト
ファイルデータのハッシュ値をブロックチェーンで管理する実装
スマートコントラクトを使ってファイルのデータのハッシュ値をブロックチェーンで管理します。
そのハッシュ値はハッシュ値を計算した日時とともに、ブロックチェーンで消えることなく保存されます。このため、ハッシュ値を計算した日時の時点で、ファイルが確実に存在していたことを証明できます。
ソースコード
GitHubで公開しています。
デモサイト
こちらのウェブサイトでスマートコントラクトの操作を試してみることができます。
※【参考】ファイルのハッシュ値とは?
そのファイルは本物か?〔MD5 / SHA〕〜ごまかせないハッシュ値〜: 個人的健忘録 from 2013
アンケートをブロックチェーンに作成し投票を受け付けるメカニズム
スマートコントラクトを使ったアンケートシステムです。
アンケートの質問内容やアンケート期間と、その投票結果をブロックチェーンに登録することで、投票結果の改ざんを防止する。
メインネットで動作する場合は、投票において手数料を支払う必要があるため、安易な投票操作を抑止できることを期待する。
ソースコード
GitHubで公開しています。
デモサイト
こちらのウェブサイトでスマートコントラクトの操作を試してみることができます。
GoDappsプロジェクトでの成果
GoDappsプロジェクトでの開発実績をアピールしても良いとのお話を受けましたので、簡単ですが、まとめさせていただきます。
内部流通トークン
価値を固定化するために考案したトークンの仕様。
以下のメリットを持つ
- Cryptocurrencyの取引所で利用できない性質を持つ(ユーザー間で送金できない)
- トークンの配布や交換などに Smart Contract 技術を利用することができる
- Ethereum の Public Chain に記録されるため、不正防止や透明性が担保される
- トークンの価値(価格)を固定化できる
- ユーザーに手数料が発生しないため利用しやすい
ソースコード
GitHubで公開しています。
デモサイト
こちらのウェブサイトでスマートコントラクトの操作を試してみることができます。
ERC223トークンの実装
ERC223トークンを実際にスマートコントラクトとして実装しました。 わかっているERC223の仕様の弱点を回避する実装も含まれています。
ソースコード
GitHubで公開しています。
内部流通トークンをERC20/223トークンへ交換する実装
『内部流通トークン』は発する Exchange イベントをトリガーにして、ERC20/223トークンを送金するÐAppsの実装です。
イベントの情報をこのスマートコントラクトに受け渡す処理は web3.js などを用いたオフチェーンでの処理になりますが、不当な要求(交換要求の改ざんや多重リクエスト)を受け付けない仕組みをスマートコントラクトで実装。
それにより安全で確実なトークン交換を実現している。
ソースコード
GitHubで公開しています。
EIP712による、内容を確認しながら署名する実装
従来の署名の仕組みでは、署名する16進数のコードとなっているため内容が正しいものなのか署名者が判断することが難しいという問題があります。
これを回避するために、内容を署名者に見せるための仕様 EIP712 を実際にスマートコントラクトとして実装しています。
ソースコード
GitHubで公開しています。
このリポジトリには以下の2つの実装が含まれています。
- トークン送金の代理実行実行の検証 : TokenExchangeVerification.sol
- EIP712署名による本人認証 : Authentication.sol
デモサイト
こちらのウェブサイトでスマートコントラクトの操作を試してみることができます。
スマートコントラクトを利用した新しい仕組み
スマート農業構想
AIとブロックチェーンを利用したウェブ3.0によるスマート農業構想
スマート農業の登場者
- 生産者
- 消費者・・・一般家庭・レストラン等
- 関連企業や団体
- ロボット事業
- 運送事業
- etc...
中間マージンをなくし、農作物を生産者から直接消費者へ届ける仕組み。 非中央集権型で自立した仕組み。 利益は実際の働きに応じて発生する。
ブロックチェーンの役割
- スマート農業の経済・トークンを管理(トークンの価値は固定)
- 商品のやり取りを管理(購入・販売の情報を管理)
- 作業成果を管理(農作業に実際にどれだけ関わったのかを管理)
- 運行記録を管理(農作物の運送配達の記録を管理)
トークンについて
パーソナルトークンは、送金に手数料がかからない仕組みになっている。 もらったパーソナルトークンは、ステーブルコインに安全に交換することができる。
パーソナルトークン(投げ銭)構想
(構想中)