こんにちは。
概要は前回の記事で書きましたので、具体的にどんなことができるのか、 プライベートネットを使って試してみたいと思います。
・・・がその前に環境を作りましょう。
※プライベートネット・・・使用できる技術はメインネットと同じですが、パラメータを変えて動作できるため、マイニングも簡単に行うことが出来ます。 本番ではありませんので、マイニングして得られたETHには価値はありません。
色々インストール
必要なものをインストールします。
geth・・・go言語で作られたEthereumクライアントです。(クライアントに対するサーバーがあるわけではないですが、クライアントと表現しています)
mist・・・公式のウォレットソフト。公式サイトからダウンロードできます。(画像を参照)
ちなみに、弊社ではMacを使用していますので、基本的にMacでの動作について書いていきます。
gethのインストールですが、まずはgoをインストールします。
$ brew install go $ go version go version go1.9.2 darwin/amd64
その後、gethをソースからインストールします。パッケージですと期待する動作にならなかったので、ソースから入れます。(難しくないです)
$ GOPATH="$HOME/go" $ mkdir -p $GOPATH/src/github.com/ethereum $ cd $GOPATH/src/github.com/ethereum $ git clone https://github.com/ethereum/go-ethereum $ cd go-ethereum $ git checkout master $ go get github.com/ethereum/go-ethereum
準備が整ったらインストール。
$ go install -v ./cmd/geth
インストールした geth にパスを通してあげます。
$ vim ~/.bash_profile [ENTER]
export GOPATH="$HOME/go" export PATH="/opt/local/bin:/opt/local/sbin:$PATH:$GOPATH/bin"
ファイルの再読込を行います。
$ . ~/.bash_profile
以下のように which コマンドでgethの場所が返ってくればパスの追加は成功。
$ which geth
バージョンも確かめておきます。
$ geth version Geth Version: 1.7.3-unstable Architecture: amd64 Protocol Versions: [63 62] Network Id: 1 Go Version: go1.9.2 Operating System: darwin GOPATH=/Users/o.sawada/go GOROOT=/usr/local/Cellar/go/1.9.2/libexec
これで環境の準備はOKです。
次回は、プライベートネットを作るところを書きたいと思います。