祝いと呪いって見間違えるよね。視力が悪い「軽く熊」です。
今回はEthereum-Walletによる1人で送金を試してみまーす。
銀行で例えるなら個人で複数口座(給料用、引き落とし用)を持って、
給料用口座から引き落とし用口座に指定額を移す感じでしょうか。
前回はアカウントを1つだけ作成しましたが、
送金先が欲しいので前回と同じ手順でもう一つアカウントを作ります。
サブ・アカウント作ったどー。
一番最初に作ったアカウントはメイン・アカウントになりますが、
それ以降に作ったアカウントは全てサブ・アカウントになります。
マイニングを行った場合に得られる報酬はメイン・アカウントに支払われ、
サブ・アカウントに支払われる事は無いようです。
とりあえず少量で構わないのでマイニングでetherを手に入れます。
1000くらい溜まったら実験開始です。
まずはメイン・アカウントからサブ・アカウントに送金を行います。
サブ・アカウントの送金先(アドレス)が知りたいので「ACCOUNT2」をクリックします。
鍵アイコンの右側にある42文字がアドレスです。
右側の「Copy Address」をクリックすると確認ダイアログが表示されるので
「COPY ANYWAY」を選択してクリップボードにアドレスをコピーします。
そしたら左上の「SEND」タブをクリックして送金画面に移ります。
「FROM」をクリックするとetherを所持しているアカウントが選択できます。
「TO」には送金先のアドレスを入力します。
※右クリックからの「張り付け」が出来ないのでクリック後に
「Ctrl+V(Ctrlキー押しながらVキー)」でクリップボードからアドレスを張り付けします。
「AMOUNT」には送金額を入力します。
入力が終わったら画面を下にスクロールさせます。
「SELECT FEE」で手数料を調整します。
手数料を大きくするとマイニングの優先度が上がるので結果が出るまでの時間が速くなります。
※プライベートネットなので調整してもあまり意味が無さそうです。多分。
入力が全て終わったら「SEND」ボタンをクリックしてついに実行。
と思ったら確認のダイアログが邪魔をするッ!
送金元アカウントのパスワードを入力したら「SEND TRANSACTION」で
今度こそ実行する。諦めない!
正常に実行が完了すると「WALLETS」画面で…
下の方に何か出たっ!
と順調に進んだかのように見えたのですがetherが変化しません。
しばらく待っても変化しないので気がつきました。
マイニング開始してませんでした(笑)
プライベートネットだと自分以外でマイニングする人が居ないので
マイニングが止まっていると送金してもブロックチェーンに追記されないのでした。
気を取り直してマイニングを開始します。
ちゃんとetherがサブ・アカウントに送金されました。
ちなみに「Confirmations 1 of 12」となっていますがマイニングが進むと数字が増えて12で完了となります。
多分、12まで進めばブロックチェーンが十分に長くなったので改ざんされる可能性が相当低いという事なんだと思います。
しかし、不自然な事が1つあります。お気づき頂けたでしょうか?
手数料分の 0.000378 ether が減っていないのです。
翌々考えてみると1人しかいないプライベートネットなので
1.メイン・アカウントが送金をして手数料を支払う。
2.メイン・アカウントがマイニングして手数料を貰う。
3.サブ・アカウントに送金が完了する。
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ! 「おれは送金で手数料を払っていたと思ったら いつのまにか貰っていた」 な…何を言っているのか わからねーと思うが おれも 何をされたのか わからなかった…
となるので、手数料分の作業を自分でしていただけだったようです。
ちなみに逆の「サブ・アカウントからメイン・アカウントに送金する」パターンだと
メイン・アカウントには送金の金額と手数料が入り、サブ・アカウントは
送金の金額と手数料分が減っているのを確認できます。
本当はsolidityの事も書こうかと思っていたのですが 定時なので帰ります。
次の機会にしたいと思います。
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